こんにちは!
合同会社パシュートの代表二宮です(‘ω’)ノ
会社はどんな時に存続できなくなるか知っていますか?
現金がなくなると会社は倒産してしまいます。(;´Д`)
会社を存続するためには現金が無くならないよう経営するする必要があります。
もう一度いいます!現金がなくならないように経営しないといけないのです!
現金を増やすためには何が必要か。
それは利益、儲けですね。
利益や儲けを計算するために必要なのが会計です。
会計がなぜ大切なのか
会計とは複式簿記をベースにした期間利益計算の方法。
正しい利益を計算するために生み出されたものです。
15世紀から16世紀にかけて活躍した数学者、ルカ・パチョーリが編み出したと言われています。
会計で使う道具
大きく分けて2つあります。
・貸借対照表(B/S)
・損益計算書(P/L)
貸借対照表は、ある時点での会社の財産の状態を表すものです。
例えば、決算の最後の状態が書いてあります。
いわば、お金の面での健康診断書のようなものです。
損益計算書は一定期間の会社の経営成績を表すものです。
一定期間とは会社がスタートして決算期までの1年間を表します。
この1年間の会社の経営成績を表すものを損益計算書と言います。
損益計算書は社長の通信簿のようなものです。
貸借対照表
貸借対照表には
・流動資産
・固定資産
・繰延資産
これらは会社が持っている財産です。
・流動負債
・固定負債
・資本の部 資本金、その他の剰余金
これは、どうやってお金を調達したのか、財産を買うためにどうゆう事をしてお金を集めたのかです。
流動負債、固定負債は、いずれ誰かに返済しなければいけないものです。
資本の部、資本金は返済する必要がないものです。
返済するお金が財産よりも多い場合には健康状態が良くないと言えます。
今、会社を辞めてしまえば借金の返済ができなくなってしまいます。
財産が多く、借金が少なければ健康状態が良いです。
会社の健康状態を確認するためには資本の部、資本金の返済する必要がないお金がどれだけあるのか、貯まっているのかを見る必要があります。
最低限、この部分がプラスであることが条件です。
貸借対照表を見るポイントとして時点での財産の状態を表す表ではありますが、毎月の比較や個別の取引条件の確認も必要です!
1年以内に入ってくるお金と払わなければいけないお金、流動資産や流動負債のバランスを見る。
バランスが悪ければお金が無くなって枯渇してしまいます。
売掛金のサイクルと買掛金のサイクルも見る必要があります。
売掛金のサイクルが短く、買掛金のサイクルが長い場合には支払いが後になるのでお金を回すのが楽です。
受取手形のサイクルと支払手形のサイクルも同じです。
貸借対照表を見てバランスがよさそうでも流動資産が流動負債よりも少ないと支払いができなくなり困ります。
会社の運営が健全にできるかは、ある時点のものだけじゃなく毎月の比較や個別の取引条件の確認は重要です。
損益計算書
損益計算書は貸借対照表と違い会社のスタートの4月から決算期の3月までです。
・売上原価
・販売費、一般管理費
・営業外収支
・特別利益、損失
この差額が当期純利益で売り上げから費用を引いた残りが利益、儲けです。
これは貸借対照表と同じ数字になります。
損益計算書で見るべきポイントは売上高を基準として、それぞれの項目を確認することが大事です
例えば支払いの比率、システム使用料や広告費、決算手数料がどれくらいあるのか。
金額そのものも大事ですが、何%くらいかかっているのかというのも大切になっていきます。
原価率や配送費、固定費などの比率がどのくらいあるのかの把握も必要です。
これは自社がどの程度の売り上げを獲得しなければいけないのか、利益を生み出さなければならないのか判断するために必要な事です。
なぜ会計をするのか、会社の存続には現金が必要で現金を増やすには利益が必要です。
会計をすることで利益が出ているかを把握することができます。
赤字企業に多い傾向
・会計がタイムリーに見えていない
・将来キャッシュフローを把握していない
・商品ごとの限界利益(粗利)を把握できていない
・固定費(人件費、貸料等)を把握してない
・自社がいくらの売り上げを獲得できたら黒字になるのかを把握できていない
・手許の現金だけ見て判断をしている
会計は、形はどうであれ必ずやっています。
どう活用して経営に役立てるのかは同じお金を扱うのであれば、良い状態で続けられるような会計をしましょう。
利益の出し方
楽天市場に出店する場合にどのくらい、お金を払わなければいけないの。
ECの事業をするには必ずかかる経費というものがあります。
これが、どれくらい売り上げに対して何%くらいかかるものなのか把握することが大事です。
これによって最終的に手残りがあるのか利益が残るのかが分かります。
健全な店舗経営のためには
健全な店舗経営をするためには利益を出すことが大事です。
この商品を売ってどのくらい手残るか、一つ一つの合計が店舗の売り上げと利益に繋がります。
会計データを活用して「%」パーセンテージで判断しましょう。
出店関係のコストはどの程度?
楽天のスタンダードプランの場合に出店コストはどのくらいかかるのか、全体の何%か知っていますか?
・システム手数料 4%(100万円まで)
・カード決済利用 3.6%(楽天カード2.65%)+15円
・(楽天バング決済 150~250円)
・スーパーポイント付与手数料 1%
全体の8.6%になります!
月収100万円までで、ある程度の数字をまとめたものです。
店舗ごとの月商やプランによって変わりますが、楽天に出店して売り上げがたてば約8%から9%は楽天に支払わなければいけません。
8.6%とはいわゆる月額、固定費は入っていません。
単純に売ったら払わなければならない数字です。
また、10倍ポイントキャンペーン実施時には17.6%になります。
10倍ポイントキャンペーンは値引きするのと変わりません。
それだけ利益が減るという事です。
どんな商品でポイントキャンペーンをするのかも大事になってきます。
楽天市場に出店する分は必ずこの経費がかかるという事を意識さえすれば、利益が残る売り方をすることができます。
このコストの%は大きいか少ないかは商材や売り方で変わってきます。
また、楽天市場に払う最低のお金で、この他にも様々な経費がかかってくることを把握しましょう。
粗利の想定
1万円の商品を100個販売した場合の粗利益は何円か分かりますか。
仕入れ原価、出店コスト、送料、包材を引いた額が商品(客単価)ベースの粗利益、手残りです。
100個単位で考えると先ほどの商品(客単価)ベースの粗利益に×100すれば粗利益ができます。
実際には他にも広告費や出典費用、人件費などを差し引かなければいけません。
商品をどれだけ売れば手残りがいくらになるのか、それによってどれだけの経費がかかり、賄う事ができるのかの計算をすることが大事です。
ポイントや広告は投資
ポイントキャンペーンや広告はお客様を獲得するために必要です。
広告を追加した場合には利益が増えるのか減るのかの想定をするのも大事です。
重要なポイントは狙いを決めて経費を使う事です。
広告費にしても、ポイント付与キャンペーンにしても、どのタイミングで、なぜそれをするのか、それによっていくらくらい最終的な手残りを増やしたいのかの目標をたてて行ってください。
・新規顧客の誘引
・売上の増大
何もしない時よりも増えればそれは投資です。
ショップの規模が小さい時には売り上げが第一になります。
ある程度の売り上げが立たなければ利益は生まれません。
売上が目標ならば、売上の数字の目標をたて、そこに追い込んでいく、成果を出せようにしましょう。
粗利をどの単位で想定するか
・商品ごと
・客単価ごと
方法は様々あります。
実際には商品ごとのマスターを作り原価がいくら、売値がいくら、売上としてたった金額がいくらというのを把握するのがベストです。
ショップの規模が小さい時、人数が少ない時にはそこまでは難しいです。
その時には商品ごとのみならず、客単価で見たり今現在できる簡単なやり方で売り上げがいくらあったら手残るかを把握しましょう。
自社に合う方法を探しましょう。
固定費を補うための売上高
売上高が少なくても必ずかかり固定費というものがあります。
・人件費
・賃料
分かりやすい所で言えばこれらになります。
売上が0でも人を雇っていれば人件費を支払わなければいけませんし、店舗を借りた、倉庫を借りた時も賃料を支払わなければいけません。
一体、いくらの粗利益、手残りを出せば固定費が賄えるのかという事を意識するためにも、この金額を押さえて欲しいです。
店舗によって数字は変わりますし、実際にかかる固定費の内容も変わります。
売上が0でも必ず支払わなければいけない、人件費や賃料を洗い出します。
広告宣伝費(特に枠買いをする場合)も固定費として考えましょう。
固定費を押さえていないといくらの売上高を目標にすればいいかが分からなくなります。
人件費、賃料などの固定費がいくらかを必ず把握しましょう。